
元請けはなぜ下請けに許可取得を求める?

ゆうたさん
うちみたいな下請けに、なぜ元請けは「建設業許可を取ってほしい」と言うんですか?

さとみさん
その理由は「法令遵守」と「元請け自身のリスク回避」が大きいんです。許可がない下請けに大きな工事を発注すると、元請けも処罰対象となる可能性があるからです。
法令で求められる許可の範囲

ゆうたさん
法律では、どこまで許可が必要なんですか?

さとみさん
1件あたりの請負金額が500万円(税込)超(建築一式工事は1,500万円超または延べ面積150㎡超)なら、下請けでも許可が必要です。許可がない業者への発注は、発注元(元請け)も違法となります。
リスクの流れ
- 下請けが無許可→契約が無効になる可能性
- 元請けも監督責任・指導責任を問われる
- 公共工事では許可業者でなければ参加できない
- 建設業法違反で元請けも指導・処分対象になる
元請けが許可取得を求める3つの主な理由
- 法令違反リスクの回避(無許可発注による処分回避)
- 公共工事への参加条件(発注者からの信頼確保)
- 健全な取引先の確保(社会保険・資本要件など含め、信用力が重視される)
許可を取らないとどうなる?

ゆうたさん
許可を取らずに工事を受けると、どんなリスクがあるんですか?

さとみさん
無許可工事は契約自体が無効になるリスクがあり、発注者・元請けの信用問題にも発展します。指導や営業停止、最悪の場合は建設業界からの排除につながることもあります。

ふじはらさん
元請けから許可取得を求められた場合は、今後の取引や自身の事業継続のためにも、前向きに対応されることをおすすめします。分からないことがあれば、ぜひ私たち専門家にご相談ください。
まとめ
- 元請けが許可を求めるのは、法令順守とリスク管理のため
- 無許可での受注は大きなデメリットがある
- 迷ったときは、私たち専門家にご相談を!
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