相続の手続きは複雑で、専門家のサポートが必要になることもあります。
でも「費用がどれくらいかかるの?」と不安に思う方も多いでしょう。
今回は、弁護士・司法書士・行政書士・税理士といった専門家に依頼した場合の費用の目安と選び方について解説します。
弁護士に依頼する費用

たけし
相続でもめそうなときは、やっぱり弁護士に相談するの?

さとみさん
そうですね。遺産分割でトラブルがあるときや、他の相続人と争いになる場合は、弁護士の出番です。費用は「相談料+着手金+成功報酬」が基本ですよ。
- 相談料:30分あたり5,000〜10,000円程度
- 着手金:10万円〜30万円以上(事件の内容による)
- 成功報酬:獲得額の10〜15%程度が目安
司法書士に依頼する費用
不動産の相続登記を依頼するなら司法書士の出番です。
- 相続登記の手続き:1件あたり5万〜10万円前後+登録免許税
- 戸籍収集などの手数料:1万〜3万円程度
行政書士に依頼する費用
遺産分割協議書の作成や戸籍の収集など、相続手続きのサポートをしてくれるのが行政書士です。

ふじはらさん
行政書士は、相続全体の流れを整理し、書類の準備を代行します。費用も比較的リーズナブルで、初めての相続手続きにおすすめです。
- 遺産分割協議書作成:3万〜8万円前後
- 戸籍・証明書の取得代行:1万〜3万円程度
税理士に依頼する費用
相続税の申告が必要な場合は、必ず税理士に相談しましょう。
- 相続税申告一式:20万〜100万円以上(相続財産の額により変動)
- 財産評価の難しさによっては追加費用あり
費用の考え方と選び方
「費用がもったいない」と思うかもしれませんが、専門家に任せることで安心と円満な手続きが得られると考えましょう。
費用の相場はあくまで目安ですので、複数の専門家に見積もりを取るのもおすすめです。
まとめ|費用の不安は、事前相談で解消を
- 弁護士:もめごとの対応、費用はやや高め
- 司法書士:登記手続きに強い
- 行政書士:書類作成・全体整理をサポート
- 税理士:相続税の申告は必須
「何を頼めるのか」「費用はいくらかかるのか」——まずは相談してみることが第一歩です。
相続の不安を解消したい方は、ぜひ私たち専門家へご相談ください。