はじめに
外国人技能実習生を受け入れる企業にとって、「技能実習計画書」は最も重要な書類のひとつです。この計画書が認定されなければ、在留資格「技能実習」は付与されません。この記事では、技能実習計画書とは何か、どう作成すべきか、実務での注意点をやさしく解説します。
技能実習計画書とは?

レンさん
「実習計画書」って、どんな内容を書くんですか?ただのスケジュールですか?

さとみさん
実習計画書とは、技能実習の「目的・内容・方法・指導体制」などを具体的に記載した文書です。監理団体が提出し、外国人技能実習機構(OTIT)が認定します。審査に通らないとビザは出ません。
計画書に必ず含めるべき内容
記載項目 | 内容 |
---|---|
実習の目的 | 技能移転の具体的な目標 |
職種・作業 | 該当する作業区分(例:建設板金・介護など) |
実習期間 | 1号(1年)、2号(2年)、3号(2年) |
教育・訓練の内容 | 工程別のスケジュールと方法 |
指導体制 | 担当者名・役職・指導内容 |
待遇・賃金 | 月給・労働時間・休日など |
どこに提出するの?
作成された実習計画書は、受け入れ企業が所属する「監理団体」経由で、外国人技能実習機構(OTIT)に提出されます。審査期間は2週間〜1か月程度かかることもあります。
不備があるとどうなる?

ふじはらさん
実習内容が曖昧だったり、労働実態と乖離していると認定されません。「名ばかりの実習」や「単純労働の隠れ蓑」とみなされると大きな問題になります。
作成時のチェックポイント
- 職種・作業はOTITが定める区分と一致しているか
- 指導者の配置・資格が適正か
- 日本語教育や安全衛生教育の内容が含まれているか
- 実習内容と給与条件に矛盾がないか
まとめ:実習計画書は「ビザの前提条件」
- 技能実習の根拠となる最重要書類
- 審査は厳格で、不備があると再提出や不認定に
- 監理団体や専門家と連携して正確に作成を
技能実習計画書の作成・審査対策は、私たち専門家へ
職種ごとの作成事例やOTITの指摘傾向を踏まえ、企業と実習生双方にとって適正な計画書を作成します。お気軽にご相談ください。
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