在留資格とは？ビザとの違いや基本をやさしく解説

レンさん

さとみさん、「在留資格」ってよく聞くけど、ビザとどう違うの？なんだかややこしくて……

さとみさん

たしかに混同されがちだけど、簡単に言うと「ビザ」は入国の許可証、「在留資格」は日本で何をするかの活動内容を示す資格なの。

在留資格（ざいりゅうしかく）とは、外国人が日本に滞在するための「理由」や「目的」に応じて、法務大臣から認められる資格のことです。
たとえば、働く、学ぶ、結婚して暮らすなど、目的によって取得する在留資格が異なります。

「ビザ」は外国人が日本に入国するために大使館などで取得する書類で、厳密には「査証（さしょう）」と呼ばれます。
それに対して「在留資格」は、日本に入ってからどのような活動が許されるかを定めたものです。

用語	内容
ビザ（査証）	日本に入国するための「入国許可」
在留資格	日本での活動内容に応じた「滞在許可」

在留資格は30種類以上あり、大きく分けると以下のような分類があります：

在留資格には期間（例：1年、3年、5年など）があり、期間満了前に「在留期間更新許可申請」が必要です。

また、活動内容が変わる場合（たとえば留学から就職など）には「在留資格変更許可申請」を行います。

ふじはらさん

更新や変更には期限や要件があります。うっかり忘れてしまうと不法滞在になる可能性もあるので注意しましょう。

「在留資格」とは、日本での滞在目的を明確にし、その活動を認めてもらうための制度です。
ビザと混同しやすいですが、両者は役割が異なります。

在留資格の選択や手続きに不安がある方は、私たち専門家にお気軽にご相談くださいね。