
レンさん
昔は「外国人登録証明書」ってあったんだよね?今は「在留カード」だけど、どう変わったの?

さとみさん
そうだね。2012年に「外国人登録制度」が廃止されて、代わりに「在留カード制度」がスタートしたの。制度がどう変わったか、わかりやすく解説するね!
かつての「外国人登録制度」とは
1952年から2012年まで存在した制度で、外国人が日本に中長期滞在する際、市区町村に届け出て「外国人登録証明書」を受け取るものでした。
- 管理主体:各市町村
- 届け出:転居・変更・更新などを役所で手続き
- 証明書:外国人登録証明書(カード形式)
- 問題点:制度の不統一・不法滞在者でも登録可能 など
現在の「在留カード制度」
2012年7月9日、「外国人登録法」が廃止され、出入国管理及び難民認定法の改正によって導入されたのが「在留カード制度」です。
- 管理主体:法務省 出入国在留管理庁
- 発行:中長期在留者(3ヶ月超)に対して全国統一
- カード内容:顔写真、在留資格、期間、番号、ICチップ内蔵
- 届出:変更や更新は出入国在留管理局へ
制度の比較表
項目 | 外国人登録制度 | 在留カード制度 |
---|---|---|
管理主体 | 市区町村 | 出入国在留管理庁 |
証明書名 | 外国人登録証明書 | 在留カード |
発行条件 | すべての外国人 | 中長期在留者(短期滞在者は除外) |
届出場所 | 市区町村役場 | 出入国在留管理局+住民票関連は役所 |
法的根拠 | 外国人登録法(廃止) | 出入国管理及び難民認定法 |
なぜ制度が変わったの?
主な理由は次の通りです:
- 国による一元的な在留情報管理を実現するため
- 偽造防止や本人確認の強化
- 不法滞在者の登録防止
- 制度運用の効率化と安全性の向上

ふじはらさん
制度が変わったことで、在留カードはICチップ入りで偽造防止にもなっています。今では、ビザ手続きや雇用・住居契約にも使われる重要な身分証明書です。
注意点|在留カードの取り扱い
- 常時携帯義務あり(16歳以上)
- 転居・氏名変更などは14日以内に届出が必要
- カードの有効期限にも注意(特に永住者や16歳未満)

レンさん
昔の制度と全然違うんだね…!手続きもいろいろ変わってるし、気をつけないと。

さとみさん
うん。制度変更を知らずにトラブルになるケースもあるから、注意してね。私たちもサポートしてるから、いつでも相談してね!
まとめ|制度の移行を正しく理解しよう
「外国人登録制度」から「在留カード制度」への移行によって、より正確で安全な在留管理が実現しました。外国人本人はもちろん、雇用者や行政関係者も、この制度の背景を理解することが大切です。
手続きや更新に不安のある方は、ぜひ私たち専門家にご相談ください。
お問合わせ
ご相談・ご質問などお気軽にお問い合わせください(初回60分無料)
📱 LINEでのお問合せ
2営業日以内に弊社担当者よりご連絡いたします
✉ メールでのお問合せ
2営業日以内に弊社担当者よりご連絡いたします
📞 06-6914-9706
受付時間:9:00~18:00(日曜・祝日を除く)