建設業許可の基本|やさしく解説5つのポイント

建設業を始めたいと思ったとき、まず立ちはだかるのが「建設業許可」という言葉。
「何が必要なの?」「いつ取ればいいの?」そんな疑問をやさしく解説していきます。


1. 建設業許可とは?

ゆうたさん
ゆうたさん

そもそも建設業許可って、何のために必要なんですか?

さとみさん
さとみさん

建設業者として一定規模以上の工事を請け負うには、国や都道府県の許可が必要になります。それに、発注者や元請けからの信用も上がります。

建設業許可とは、建設業法に基づき、一定規模以上の建設工事を請け負う際に必要となる許可のこと。
元請け・下請け・個人事業などに関係なく、該当する工事をするなら取得しなければなりません。


2. 建設業許可が必要な工事の範囲

ゆうたさん
ゆうたさん

うちは小さい工務店だから、許可いらないんじゃないですか?

さとみさん
さとみさん

金額次第ですね。工事金額が一定以上なら、小規模でも許可は必要ですよ。

以下の工事に該当する場合は、建設業許可が必要です。

  • 建築一式工事:1件1,500万円以上、または延べ面積150㎡超の木造住宅
  • その他の工事(電気・内装など):1件500万円以上

つまり、500万円未満の工事しか請けないなら許可は不要ですが、長期的に建設業を営むなら、取得しておいた方が信頼面でも有利です。


3. 一般建設業と特定建設業の違い

ゆうたさん
ゆうたさん

許可って1種類じゃないんですか?“一般”と“特定”って何が違うんですか?

さとみさん
さとみさん

下請けに出す金額によって、必要な許可の種類が変わるんですよ。

建設業許可には2つの区分があります。

区分内容
一般建設業下請契約が4,000万円未満(建築一式工事は6,000万円未満)
特定建設業下請契約が4,000万円以上(建築一式工事は6,000万円以上)

元請けとして大きな工事を請け負い、下請けに出すことが多い事業者は「特定建設業」の許可が必要になります。


4. 許可の種類(29業種)

ゆうたさん
ゆうたさん

内装や塗装、電気…うちの仕事にもいろんな種類があるんですけど、どれに許可が必要なんですか?

さとみさん
さとみさん

建設業許可は“業種ごと”に取得する必要があるんですよ。

建設業許可は、工事の内容ごとに次のように29業種に分類されています。

業種区分業種名
1一式工事土木一式工事
2一式工事建築一式工事
3専門工事大工工事
4専門工事左官工事
5専門工事とび・土工・コンクリート工事
6専門工事石工事
7専門工事屋根工事
8専門工事電気工事
9専門工事管工事
10専門工事タイル・れんが・ブロック工事
11専門工事鋼構造物工事
12専門工事鉄筋工事
13専門工事舗装工事
14専門工事しゅんせつ工事
15専門工事板金工事
16専門工事ガラス工事
17専門工事塗装工事
18専門工事防水工事
19専門工事内装仕上工事
20専門工事機械器具設置工事
21専門工事熱絶縁工事
22専門工事電気通信工事
23専門工事造園工事
24専門工事さく井工事
25専門工事建具工事
26専門工事水道施設工事
27専門工事消防施設工事
28専門工事清掃施設工事
29専門工事(独立)解体工事(※2016年より独立)

たとえば内装工事と電気工事の両方を行う場合、それぞれの業種で許可が必要になります。


5. 建設業許可の有効期間と更新

ゆうたさん
ゆうたさん

一度許可を取ったら、もうずっと有効なんですよね?

さとみさん
さとみさん

いいえ、5年ごとに更新が必要ですし、毎年の報告も忘れずに。

建設業許可の有効期間は5年間です。更新手続きには期限(許可終了日の3か月前から1か月前まで)があり、事前準備も必要です。

また、毎年の「事業年度終了報告(決算報告書)」や「変更届(役員変更・営業所移転など)」の提出も義務付けられています。これらを怠ると更新ができないこともあるため、注意しましょう。


まとめ|まずは自社に必要な許可を把握しよう

ポイント内容
建設業許可とは一定以上の建設工事を行うために必要な法定許可
必要な工事範囲建築一式:1,500万円以上、その他:500万円以上
許可の区分一般建設業と特定建設業に分かれる
許可の種類工事内容ごとに29業種に分類
有効期間5年。更新と定期的な報告義務あり

ゆうたさん
ゆうたさん

なるほど、建設業許可って、意外とやること多いんですね…!

さとみさん
さとみさん

そうですね。でも、要件を満たしていれば取得は十分可能ですよ。一緒にしっかり準備していきましょう!

コメント

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