日本の難民申請の現状|低い認定率と見直しの課題

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レンさん
レンさん

日本ってあまり難民を受け入れてないって聞いたけど、本当なの?世界と比べてどうなってるの?

さとみさん
さとみさん

本当だよ。日本は難民認定率が非常に低くて、国際的にも批判されることが多いの。今は制度の見直しも進められているところなんだ。

日本の難民認定制度とは

日本の難民制度は、1981年の難民条約加入にともなって整備された「出入国管理及び難民認定法」に基づいて運用されています。

  • 申請先:出入国在留管理庁
  • 申請内容:迫害の事実や帰国困難性の説明
  • 審査期間:半年〜数年に及ぶことも

認定率は極めて低い

2022年の日本の難民申請者数は3,772人。認定されたのはわずか202人(5.4%)でした。

過去には年間1万人以上が申請しても、認定者は十数人にとどまる年もあり、世界的に見ても非常に厳格です。

認定されなかった場合の対応

難民としては認められなくても、人道的配慮による在留特別許可が与えられるケースもあります。ただし、これは行政裁量によるため不透明さも指摘されています。

問題点と批判

  • 認定基準が不明確で主観的との指摘
  • 長期収容や処遇の過酷さ
  • 申請者に対する就労制限や生活支援の不備
  • 審査中に強制送還されるケースも

ふじはらさん
ふじはらさん

本来、難民認定制度は命を守るための仕組みです。日本でもより透明性と人道性を持たせる制度改革が求められています。

制度見直しの動き

政府は難民認定の厳格性を保ちつつも、以下のような改革を検討・一部実施しています:

  • 難民審査参与員による意見反映の強化
  • 「補完的保護制度」の創設(戦争や内乱からの逃避も対象に)
  • 収容・送還に関する人権的配慮

レンさん
レンさん

なんか、難民申請って単に手続きの問題じゃなくて、人の命に関わる話なんだね…!

さとみさん
さとみさん

その通りだよ。だからこそ、支援する側も制度を理解し、寄り添う姿勢が大切なんだよ。

まとめ|支援と制度改善の両輪を

日本の難民認定制度は、国際基準に照らしても厳格で、課題も多く残されています。難民一人ひとりの人生と向き合う制度であることを忘れずに、私たちも支援と理解を深めていきたいところです。

難民申請や在留に関するお困りごとがあれば、ぜひ私たち専門家にご相談ください。

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