

たけし
相続手続きって、まずは「相続人を調べる」って言われたけど、誰が相続人かって、すぐにわかるもんじゃないの?

さとみさん
実は「誰が相続人か」は、戸籍をたどらないとはっきりしないことが多いの。だからこそ、相続人調査がとても大切なのよ。
相続人調査とは?
相続人調査とは、被相続人(亡くなった方)の戸籍をさかのぼって、法定相続人をすべて正確に把握する作業です。 相続手続きや遺産分割協議には「誰が相続人か」が確定していないと進めることができません。
なぜ戸籍が必要なの?
民法では、相続人となる人が「法律で定められている」ため、戸籍によって確認する必要があります。 特に、婚外子や養子、前婚の子など、普段の付き合いでは把握しきれない相続人がいる可能性も。
戸籍収集の流れ
- 死亡届を出した市区町村で「除籍謄本」取得
- 本籍地をたどって「出生から死亡までの連続した戸籍」を収集
- 子どもや配偶者、兄弟姉妹などの戸籍も確認
必要な戸籍の種類
- 除籍謄本(死亡が記載されている戸籍)
- 改製原戸籍(古い様式の戸籍)
- 現在戸籍(生きている家族構成)

ふじはらさん
明治時代までさかのぼることもあるから、意外と手間がかかるんだ。特に転籍や離婚・再婚があると戸籍の数が増えるよ。
図解:相続人調査のイメージ

相続人調査でわかること
- 相続人の範囲と順位
- 隠れた相続人(前婚の子など)の存在
- 代襲相続の有無(亡くなった子の子=孫が相続するケース)
注意すべきポイント
- 古い戸籍は手書きで読みにくい
- 役所で「請求理由」や「関係性」を求められる
- 不備があると手続きが止まる

たけし
たしかに、うちの親も本籍が何度か変わってるって言ってたな… 自分で集めるの大変そうだ。
まとめ:相続人調査のポイント
- 相続人の確定は、相続手続きの出発点
- 戸籍は「出生から死亡まで連続」で必要
- 時間がかかることもあるので早めに動こう
ご相談は私たち専門家へ
戸籍の読み方がわからない、請求の仕方が不安、調査の手間を省きたい。そんなときは、私たち専門家におまかせください。安心して次のステップへ進めるよう、丁寧にサポートいたします。

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