遺産分割協議とは？相続人で話し合って決める大切なステップ

遺産分割協議とは？

遺産分割協議とは、複数の法定相続人がいる場合に、相続財産をどのように分けるかを協議し、合意に至る手続きのことです。遺言書がなければ必須のステップです。

誰が参加するの？

遺産分割協議には、すべての法定相続人が参加し、全員の合意が必要です。一人でも欠けると無効になります。

相続人が誰かわからない場合は？

戸籍を集めて「法定相続人調査」を行う必要があります。漏れがあると協議がやり直しになる可能性も。

遺産分割の方法は？

以下のような方法で分割するのが一般的です：

• 現物分割： 財産そのものを分ける（例：不動産は長男、預金は次男）
• 換価分割： 財産を売却して、現金を分ける
• 代償分割： 特定の人が財産を取得し、他の相続人に金銭を支払う

遺産分割協議の流れ

1. 法定相続人の調査・確定
2. 相続財産の調査・目録の作成
3. 相続人全員で協議
4. 合意内容を「遺産分割協議書」にまとめる
5. 各種手続き（不動産登記、預金解約など）

図：遺産分割協議の全体像

注意点：協議が無効になるケース

• 相続人の一部が参加していない
• 認知症の方がいるのに成年後見人がいない
• 未成年者がいるのに特別代理人を立てていない

トラブルを防ぐには？

公平性と記録性が大切です。可能であれば第三者（専門家）を交えて協議することで、後の紛争を防ぐことができます。

まとめ：遺産分割協議のポイント

• 遺産分割協議は、全相続人で合意して行う話し合い
• 協議内容は協議書に記録し、署名・押印が必要
• トラブルを防ぐため、冷静な進行と専門家の関与が有効

ご相談は私たち専門家へ

遺産分割協議をスムーズに進め、トラブルを防ぐためにも、私たち専門家にお気軽にご相談ください。ご家族にとって最適な相続の形をご提案します。