はじめに
外国人を採用して就労ビザ(在留資格)を申請する際、入管に提出する「雇用理由書」はとても重要な書類です。形式よりも「内容」と「説得力」が重視され、ここが弱いと不許可になる可能性も。本記事では、雇用理由書の基本構成、書き方のポイント、そしてよくある失敗例とその対策をご紹介します。
雇用理由書とは?なぜ必要?

レンさん
なんで「雇いたい理由」を書かないといけないんですか?

さとみさん
在留資格は「就労の内容」と「学歴や職歴の整合性」を審査する制度です。誰でも雇えるわけではないので、『なぜこの外国人を、どんな業務で雇うのか』をきちんと説明する必要があります。
構成例:雇用理由書の基本構成
項目 | 記載内容 |
---|---|
はじめに | 会社名・職種・本人の基本情報 |
採用理由 | 本人の学歴・経験が業務にマッチしている点 |
業務内容 | どんな仕事をどの部署で担当するのか |
期待される効果 | 社内の国際化、専門人材の確保など |
説得力のある書き方のコツ

レンさん
テンプレートの雛形を使っても大丈夫ですか?

さとみさん
テンプレートをベースにしても構いませんが、本人の経歴や会社の事業内容と合っていないと逆効果です。「この人でないといけない理由」が伝わるように具体的に書きましょう。
よくあるNG例
- 「外国人だから新しい風を入れたい」→抽象的すぎる
- 「日本語は苦手だがポテンシャルに期待」→現実性が疑われる
- 「将来的に活躍してほしい」→現在の業務との関係が曖昧
実務で使える表現例
- 「◯◯大学で情報システムを学び、現在の業務と一致している」
- 「母語と英語が堪能で、外国人のお客様対応に適任である」
- 「当社で2年インターンシップを経ており、業務理解が深い」
まとめ:形式より“内容”で審査官を納得させる
- 雇用理由書は説得力と具体性が最重要
- 仕事内容・経歴・採用背景がつながっていることが鍵
- テンプレート使用はOK、ただし“カスタマイズ必須”
不安な方は、私たち専門家におまかせください
私たちが、会社ごと・人ごとに合わせた雇用理由書の作成をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
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