はじめに
在留資格の申請が不許可となったとき、内容に納得がいかない場合は「審査請求(行政不服審査)」という正式な異議申立制度を利用できます。ただし、感情的に反論するのではなく、法的根拠や証拠を添えて主張することが重要です。本記事では、審査請求の流れと注意点、成功のためのポイントを詳しくご紹介します。
審査請求とは?

レンさん
「審査請求」って、裁判みたいなものなんですか?費用はかかりますか?

さとみさん
いいえ、審査請求は「不服申し立て」の一種で、入管の決定に対して内部で再審査を求める手続きです。費用はかかりませんが、期限や理由書の構成がとても重要です。
審査請求の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
申立期限 | 不許可通知から30日以内 |
提出先 | 出入国在留管理庁または地域入管 |
必要書類 | 審査請求書、理由書、証拠資料 |
理由書で主張すべきこと
- 入管の判断に対する具体的な反論
- 誤認・事実誤認の指摘(例:婚姻の実態あり、活動内容が正当 など)
- 新たな証拠(写真・収入証明・説明書など)
- 法令・判例などを根拠に論理的に構成する
審査請求が認められる可能性のあるケース
- 申請時に提出漏れや説明不足があった場合
- 婚姻・同居などの実態が証明できる資料が増えた
- 在留資格の活動と実務が整合しているにもかかわらず不許可になった
注意点と失敗しないためのポイント

ふじはらさん
審査請求は感情的な訴えではなく、事実と論拠に基づいて組み立てることが重要です。時間もかかるため、並行して再申請の検討を進める場合もあります。
まとめ:審査請求は「構成力」と「根拠」がカギ
- 30日以内に提出しなければならない
- 理由書は法的視点と証拠で構成
- 必要に応じて再申請との併用も検討
不許可通知を受けた方は、私たち専門家へご相談を
審査請求書の作成、理由書の構成、証拠の収集、申請タイミングの判断まで、私たち専門家が一貫してサポートいたします。限られた期間の中で、最善の対応を一緒に考えましょう。
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