はじめに
不法滞在というと、「密入国」や「悪質な違反」をイメージしがちですが、実際には“うっかり”や“思い込み”が原因で違法状態になるケースが少なくありません。不法滞在になると、本人だけでなく雇用主にも重大な責任が問われる可能性があります。この記事では、陥りやすい不法滞在のパターンと、その予防策を紹介します。
パターン①:在留期限の更新忘れ

レンさん
在留カードを見たら、期限が昨日までだったんです…。でも、気づいてすぐに申請すればセーフですか?

さとみさん
残念ですが、1日でも過ぎると不法滞在と見なされることがあります。更新は在留期限の3か月前から可能ですので、早めの準備を心がけましょう。
パターン②:在留資格に合わない仕事をしていた
- 留学ビザで週28時間以上働いた(オーバーワーク)
- 家族滞在ビザでフルタイム労働
- 「技術・人文知識・国際業務」で通訳以外の単純作業
これらは不法就労→在留資格取消→不法滞在に直結する重大な違反です。
パターン③:変更・取得・申請手続きの遅れ
- 子どもが生まれて30日以内に「在留資格取得許可申請」をしていない
- 転職後14日以内の「契約機関に関する届出」を忘れた
- 「短期滞在」から「就労ビザ」への変更をせずに働いていた
パターン④:虚偽申請(書類の偽造・事実の隠蔽)
- 偽装結婚や実体のない会社での雇用申請
- 給与明細や契約書の改ざん
- 過去の違反歴や退去歴の隠蔽

ふじはらさん
虚偽申請が発覚した場合、その後の在留審査は極めて厳しくなり、5年間の上陸禁止が科されることもあります。短期的な利益のために、長期的な未来を失うリスクがあります。
まとめ:不法滞在は「知らなかった」では済まない
- 在留期限の管理は本人と雇用主双方の責任
- 就労内容と資格が合っているかを確認
- 出生日や転職日など「申請期限のある手続き」は要注意
不安な方は、私たち専門家にご相談ください
在留資格の適合チェック、期限管理のアドバイス、届出や申請代行まで、私たち専門家が安心の体制でサポートいたします。リスクを未然に防ぐ仕組みづくりをご一緒に。
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