
レンさん
外国人のために書類を英語とかで作るとき、何か気をつけないといけないの?自動翻訳で十分じゃないのかな?

さとみさん
実はとても大切なポイントがあるの。翻訳は単なる言い換えじゃなくて、法的な正確さや信頼性も求められるから、自動翻訳だけでは危ないこともあるのよ。
多言語書類を作成する主な場面
- 在留資格の申請書類に添える説明文
- 労働契約書の多言語版
- 誓約書・経緯説明書の英訳
- 申述書や陳述書などの外国語訳
これらの文書は、外国人本人が正確に理解できるだけでなく、提出先(入管や企業、法務局など)にも正確に伝わる必要があります。
翻訳の際に注意すべきポイント
項目 | 注意点 |
---|---|
専門用語 | 法律用語や行政用語の意味を正確に訳す。直訳は避ける。 |
二言語併記 | 日本語と外国語を併記すると、本人と提出先の両方に対応しやすい。 |
形式 | 翻訳文にも署名欄や日付欄を整え、公式文書と同等の体裁に。 |
翻訳証明 | 必要に応じて「この翻訳は原文に忠実である」旨の文を添える。 |
例:労働契約書の翻訳ポイント
- 「試用期間」「解雇理由」「時間外労働」などの訳語を統一する
- 曖昧な表現(例:適宜、必要に応じて)は明確に
- 計算方法や日数は単位を明示(例:working days, calendar days)

ふじはらさん
多言語書類は、万一トラブルになったときの「証拠」としても使われることがあります。正確で信頼される文書づくりが大切なのです。
実務での工夫
私たちは、必要に応じて以下のような工夫をしています:
- 専門の翻訳者との連携
- 入管や労基署に過去に受け入れられた文例の蓄積
- 翻訳+補足説明(注釈付き翻訳)
- 書類全体のトーンや形式を統一

レンさん
たしかに、翻訳ってただの言い換えじゃないんだね…。信頼される書類を作るのって大変そう!

さとみさん
そうだね。でも、それが外国人の安心と信頼につながるから、やりがいがあるよ!
まとめ|「通じる」だけでなく「信頼される」書類を
外国人向けの多言語書類は、誤訳や形式の不備がトラブルのもとになることも。翻訳精度だけでなく、提出先や本人への配慮が欠かせません。
書類の翻訳や作成でお困りの方は、ぜひ私たち専門家にご相談ください。
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