
レンさん
地震や台風のとき、外国人ってちゃんと避難情報とか分かるのかな?日本語が難しいと、逃げ遅れたりしないか心配…

さとみさん
実は最近、外国人向けにも多言語で災害情報を届ける仕組みが整ってきているの。防災は、国籍を問わず命に関わることだからとても重要なんだ。
なぜ多言語対応が必要なのか
- 日本語を読めない外国人が多数いる
- 「避難指示」や「津波警報」などの意味が分からないと対応できない
- 不安・誤解から避難をためらうケースも
そのため、正確で分かりやすい情報を「多言語で迅速に」発信することが求められています。
多言語で災害情報を発信する主なツール
名称 | 対応内容・言語 |
---|---|
NHK WORLD JAPAN | 英語・中国語・ベトナム語など9言語で放送・アプリ通知 |
Safety Tips アプリ | 観光庁提供。災害時に多言語通知(14言語) |
J-ALERT(全国瞬時警報システム) | 自治体の防災無線などから多言語放送 |
自治体の公式LINE・X(旧Twitter) | 多言語翻訳付き投稿や災害時の専用チャットボット |
自治体による多言語対応の例
- 大阪市:英語・中国語・韓国語・ベトナム語で避難所案内
- 東京都:やさしい日本語+英語・簡体字・ハングルで防災ガイドを配布
- 名古屋市:外国人市民向け防災訓練を定期開催

ふじはらさん
災害時には、情報の有無が生死を分けることもあります。外国人住民が自分の命を守る行動を取れるよう、多言語による備えを日頃から意識しておく必要があります。
地域での支援と協力体制
- 通訳ボランティアの登録・派遣制度
- 地域の国際交流協会による同行避難支援
- 災害時の「やさしい日本語」訓練
地域によっては「災害時通訳マニュアル」や「外国人向け避難所マップ」も配布されています。
支援者や企業ができること
- 外国人スタッフ・住民に災害アプリの利用方法を案内
- やさしい日本語を使った防災訓練への参加呼びかけ
- 避難所に多言語掲示を設置・提供
- 外国人対応の相談先をあらかじめ共有

レンさん
「多言語での災害情報」があるって初めて知ったよ…!ちゃんとアプリ入れておかないとだね。

さとみさん
うん、災害はいつ起きるか分からないからこそ、外国人にも分かりやすく伝える準備が欠かせないね。
まとめ|命を守る情報を、すべての人へ
多言語対応の災害情報は、外国人にとって命を守るための鍵です。制度やツールを知り、地域全体で共有しておくことが、真の共生社会の一歩です。
防災支援や地域での取り組みに関しては、私たち専門家へお気軽にご相談ください。
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